循環器内科はどんな時に受診するの?
臨床検査技師長/山辺
循環器内科・副院長/池田医師
循環器内科は、心臓と血管、そして血液の流れに関する病気を診る科です。胸痛、息切れ、動悸、むくみ、めまい、足の痛みなどを感じた時は、循環器内科を受診してください。
血圧が高い、安定しない、といった血圧に関わることや、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病の管理についても、是非ご相談ください。
適切な検査を行い、最適と判断した治療をご提案します。続けられる生活改善を一緒に考えてまいりましょう。
以下、みはら医院での高血圧に対する診療、検査、そして血圧管理についてご紹介します。
日本には高血圧と診断されている方が約4300万人いると言われています。そしてその内の90%が生活習慣病である本態性高血圧症です。高血圧を放置しておくと動脈が硬くなってしまい(動脈硬化)、心筋梗塞や脳梗塞の原因となったり、腎臓病を悪化させてしまったりすることがあります。生活の中で血圧を低めに管理し、病状を悪化させないことがとても大切です。
本態性高血圧症は、原因がはっきりせず、体質、食生活、ストレス、加齢などの要因で引き起こされます。まずは患者様のお話しをお聞きし、様々なご質問をしつつ、原因となりうることを探ることからスタートします。
目標とする家庭血圧(自宅で測る血圧のこと) は個人によって異なります。家庭では、同じ時間、同じ条件で測定しやすく、正確な血圧情報を得やすいと考えられています。
ご自身の血圧が適切なのか、薬を内服して十分に血圧はコントロールされているのか、何のために治療しているのか、コレステロールなどと比較して動脈硬化との関連がピンときにくいようです。血圧は常に変動しています。測定するタイミングと測定する習慣への慣れが重要です。血圧は遺伝的素因、塩分摂取量、運動の有無、肥満の有無によって規定されます。
まずは安易に薬に頼ることなく、生活改善のための糸口を探しましょう。当院では減塩など食生活を一緒に見直します。
血圧を下げる薬の種類は多く、常に新しい薬とその使い方がアップデートされています。どの種類の薬が患者さんにとって最も適切か、体質や生活環境を考えながら検討し、必要な薬を処方し、一緒に血圧管理を行っていきます。
超音波を用いて心臓を画像にして、心臓の動きや弁の状態、血液の流れなどを観察する検査です。弁膜症や虚血性心疾患、心筋症、先天性心疾患などの診断に用いられます。食事制限はなく、検査時間は20分程度です。
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超音波を用いて頸動脈(頭に血液を送っている太い血管で、首に左右1本ずつあります)を観察する検査です。血管壁の肥厚やプラーク(脂肪の層)で血管が狭くなっていないかを調べ、動脈硬化の程度を評価します。食事制限はなく、検査時間は15分程度です。
携帯用の小型心電計を用いて、24時間分の心電図を記録します。日常生活における脈を調べて異常がないかを検査するため、入院の必要はありません。不整脈や狭心症の検査に役立ちます。10分程で検査機器の装着は完了します。入浴も可能です。
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当院は近隣の総合病院と連携しております
より専門的な検査や入院が必要な場合は、適切な医療機関をご紹介させて頂きます
北里大学病院、国立相模原病院、相模野病院 など
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